今回のゲストは、常磐興産株式会社 代表取締役社長の斉藤一彦さんでした。
事業内容は、温泉リゾートの運営です。
2006年に公開され大ヒットとなった映画「フラガール」の舞台、
あの炭鉱とハワイアンズ(現:スパリゾートハワイアンズ)の運営企業です。
昭和のエネルギー転換期に、採炭の宿敵・温泉を利用した
南国リゾートをオープン。フラガールの学校を設立し、
ポリネシアンダンスショーを行ってきました。
現在でもフラガールの皆さんは全員社員。
今回の震災で多大な被害を受け営業が出来なかった半年間に
全国を回り、復業を支援するとともに感動を与えてくれました。
3月の震災は起業以来の危機でしたが、以前にも危機はありました。
炭鉱事業の撤退、そしてバブル崩壊です。バブル崩壊後は団体客が激減したため減益。
そこで会員システムや首都圏からの無料バス運行を開始したほか
温泉テーマパークの拡充などで業績を回復し、
以降はリピーター率80%という順調な営業を行ってきました。
3月以降は閉館を余儀なくされましたが、10月からのホテル・温泉のオープンを果たし、
他の施設も順次再オープンの見通しが立っています。
今後は湯量が豊富な地域である利点を活かして、湯治場としての温泉街を提案。
温泉娯楽場としてのコンセプトを広めて行くほか、
今までターゲット外であった海外へのアピールも行いたいとのこと。
10/29からは復興ドキュメンタリー映画「がんばってフラガール」が公開される予定で、
会社や地域が一丸となって復興を目指します。
ピンチこそチャンスという言葉を体現されてきた斎藤社長の言葉は非常に重みがあります。
是非ラジオでお聴き下さいね★