今回のゲストは、アウディジャパン株式会社 代表取締役社長の大喜多寛さんでした。
事業内容は、日本国内におけるアウディ製品の輸入卸です。
アウディと言えば4rings、街で目にする事も多いと思います、最近特に!
2011年には過去最高の販売台数を記録。
1998年には6,500台だったのが、2011年には251,000台に。
自動車業界不振とも言われている中で、5年連続で販売台数を伸ばしています。
2011年には日本だけでなく、世界でもメルセデスを抜いたと話題になりました。
アウディの自動車はA1~A8のラインナップがあり、
数字が上がるほどラグジュアリー度が上がります。
欧州では6~800万円台のA6が人気ですが、日本では手頃なA4が主流。
その他スポーツモデルのTTシリーズ、
スーパーカーのR8シリーズもクルマ好きからは高く支持されています。
2012年後半には環境車にも参入。ますます人気が高まりそうです。
売上げ増の秘密は経営戦略とデザイン。
経営戦略としては、Big&Small戦略で豊富なラインナップを提案し、
ディーラーネットワークの拡充、CSの充実、
ブランド認知などの努力が購買層拡大に繋がったとのこと。
デザインとしては、2007年より投入してきたアウディの顔、
シングルフレームグリルが自動車デザインの流れを変え、
順次モデルチェンジしてきたデザインが人気を博したことも大きいようです。
デザイン集団「アウディデザインスタジオ」を持ち、細部までこだわって作っています。
実は日本の繊細な美をリスペクトし、
A6のダッシュボードの曲線は日本の刺身包丁の曲線からヒントを得たのだとか。
日本で人気なのは、このあたりにもヒントがありそうですね。
もちろんデザインだけでなく、作りもしっかりしているのがドイツ車。
アウトバーンを走ることを前提として安全と安定を実現しています。
大喜多社長はもともと日本車メーカーからキャリアをスタートされたため
どちらの良さもご存じですが、やはり走りの面白さを体現しているのは
外車ではないかと仰っていました。
一番の違いは、日本は先にニーズや価格帯がありきの製造ですが、
外車の場合、先に作りたいものを作って後から価格が付いてくるのだそう。
そのうえアウディは、デザイン起案をそのまま現実にできるのが凄いところ。
多くのメーカーは初期デザインは良くても現実に落とし込むところで
現実的な作りに変えてしまうので、なかなか新しさがでないのだとか。
走りの面白さと安全性能、上質なデザインということでますます期待のアウディですが、
大喜多社長の夢はアウディを国内1位にすることだそうです。
是非、オンデマンドでお聴き下さいね★