- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2003/11/21
- メディア: DVD
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昨日BSでやっていたのでついうっかり観てしまった。
父が戦争映画大好き人間だったので、小学校くらいからはいつも横でぽけーっと観ていた。
そういう訳で大脱走も3回は観たはずなのに、なんだか初めて観たような感覚を受けた。
1963年に映画化された実話。名俳優がたくさん出ているけれど、
やはりスティーブ・マックイーンが何とも言えずかっこいい。
40年前の映画だけれど古くさくなくてテーマ曲も良くて
今だったらこんな戦争映画作れないよなー、としみじみ思う。
たとえば終盤、脱走後捕まって収容所に再送される途中で
数十人が不意に銃殺されてしまうシーン。
夕日にトラックのシルエットが映るなか銃声が響く。
今だったら絶対に撃たれるところがリアルに描かれると思うけど
撃たれる瞬間に振り返った時の俳優の顔と
銃声の音で「ああ殺されちゃったんだ」というのが分かってなんとも言えない余韻が残る。
とにかく全体的に今の映画と比べてきれいでユーモアがあると思った。
もちろん、戦争を美化してしまう恐れがあるから、
リアリティこそが戦争の悲惨さを伝える唯一の手段だ、という意見もあるだろう。
でも改めて大脱走なんかを観ると、それだけが重要ではないぞ、と言われたような気がした。
しばらくしたらまた観ようっと。