今回のゲストは
株式会社タニタ 代表取締役社長の谷田 千里さんでした。
事業内容は、家庭用・業務用計量器などの製造・販売です。
今いちばんの話題と言えば、今年1月にオープンした「丸の内タニタ食堂」。
もともとは2010年に発売されたレシピ本『体脂肪計タニタの社員食堂』が大ブレークし、
社食で食べたい!というお客様のニーズに応えての登場。
大行列ができる人気店となりました。
もともとはヘルスメーター、高級ライター、オーブン等OEMの
3部門あり、どれも質の良さで知られていましたが、
1990年にヘルスメーター一本に絞ると共に
医者、管理栄養士、運動指導士が指導をしてくれる「体重科学研究所」を設立。
ここで専門家から「体重が軽いことが肥満ではない」と言われ、
今では当たり前になっている体脂肪という言葉を広めました。
当初は50万円くらいする医療・業務用ヘルスメーターだけでしたが
1994年頃から家庭用を投入。当初は45,000円だった価格も
2年後には25,000円まで下げることが出来、ここで人気に火がつきました。
手で持つ器具などが必要ない乗るだけの体脂肪計はタニタの特許。
現在はさらに進化して体重、体脂肪の他筋肉量や水分量、身体年齢など
多くの項目が計測できる「体組成計」が主流になってきています。
体重関係の他には、一日の総消費エネルギーが測れるカロリズムも人気。
口臭計や尿糖計、睡眠計など「健康をはかる」機器が続々と登場しています。
谷田社長はお祖父様から数えて3代目。
社長就任後は社員評価制度、コストカット、社屋リニューアルなどを手がけ、
書籍や食堂との連動でのマーケティングを成功させました。
将来的には売上げ倍増を目指すとのこと。
柔軟に新しいアイデアを実現されている谷田社長、
栄養士の資格を取ったりコンサルティング企業に就職したりと
実は全く会社を継ぐつもりはなかったのだとか。
でも結果的にはその経験が今に繋がっているそうです。
若さのある社長さんですので、これからが楽しみですね!
是非アーカイブでお聴き下さい★