ずっと行きたくてなかなか時間が取れなかったのですが
午後から空いたので早速上野へ。
次にいつ、まとまって時間が取れるか分からないので
がんばって2つ観てきました。
まずはエル・グレコ展。
「ギリシャ人」という意味なのは世界史で習いましたね!
スペインのプラド美術館やトレドで観た時ほどのインパクトは無かったのですが、
それでも51点も集めると圧巻です。
荒削りな感じのダイナミックさがなんとも言えず好きです。
ビビットなんだけどペールというこの絶妙感が素晴らしいですね。
彼が写真をやったら、きっと青い感じの画を撮るんだろうな
などと思いつつ観ておりました。
さて続いてはラファエロ展。
プレス記者会見に参加させて頂き、楽しみにしていました。
ラファエロ自身の絵は20点ちょっとですが、
イタリア以外でここまで集めるのは初めてということで
「イタリーinジャパン2013」の意気込みを感じます。
第二弾でレオナルド・ダ・ヴィンチ、
第三弾でミケランジェロ
がやってきます。ルーベンスもやってますね。
こちらは前半ラファエロが多く展示され、
後半は同世代の画家や工房の作品が多くなっています。
このため後半はちょっと減速気味という感も否めないのですが、
比較することでラファエロの才能が際立っています。
私は特にデッサンと奥行き感が素晴らしいと思いました。
学生時代はずっと油絵をやっていたのですが、
西洋絵画を観る際にはその経験よりもむしろ
聖書を熟読していたことの方が役に立っています。
ミッション系の学校で毎朝の礼拝が必須、
当時はどうやったらサボれるか(←)
というくらい面倒な存在だったのですが、今となっては感謝です。
ほんと、何が役に立つか分からないので何事もやっておくべきですね。
エル・グレコは4/7まで。もうすぐなのでまだ観ていない方はお急ぎください!
ラファエロは6/2まで。