今回のゲストは、株式会社日本政策金融公庫 総裁の安居祥策さんでした。
日本政策金融公庫は、平成20年10月、
4つの政府系金融機関が統合して発足した政策金融機関です。
国が全額出資し、国の政策に沿った金融を実施。
平成23年3月末での資本金額は3兆3,525億円、準備金は2兆73億円。
主な業務としては、中小・小規模企業、農林漁業者、
海外ビジネスなどの分野での事業者向けの融資や、
個人向けには国の教育ローンにも取り組んでいます。
融資の残高は29兆7,630億円。本店所在地は東京大手町。
支店は、沖縄県を除く全都道府県に計152店舗あり、
地域経済を支えるあらゆる事業者の設備投資や資金繰りをサポートしています。
日本政策金融公庫は、民間企業ということで企業会計をしなくてはいけないのですが、
株主は財務省なので予算・決算を国会に提出する公会計。
しがたがって安居総裁は、利益追求型ではなく、
いかに効率的に事業を行うかが求められるのではないかと考え社内改革を進めてきました。
まずは電話対応から挨拶に到るまで、お客様という概念を定着させたほか、
権限や責任を明確化、紙使用の半減、女性の積極登用等を行い、
徐々に効果が見え始めているそうです。
これからの日本にとって、地域活性化は重要な問題。
日本政策金融公庫だからこそできる決め細やかな
地域経済への支援をますます充実させていくとのこと。
帝人時代の経験からも、企業というのは伸びていくファクターがなくてはならないという
信念をお持ちの安居総裁。これからも期待したいですね!是非ラジオでお聴きください★