今回のスピーカーは日本郵船株式会社 会長の宮原耕治さん。
海運とは国力を担い、国益を運ぶ仕事にも関わらず
一般的に関心を持たれていない分野だそうです。
教科書ですら2行のみの記述だとか・・・
確かに私もこの勉強会に参加するまで詳細についてはほとんど知りませんでした。
現在の最大の問題は海賊対策。過度の円高と、日本の税制度。
国際ビジネスであることから全てがドル取引。
このままでは日本に本社を置いて活動することは
不可能になる状況ですが、なんとか踏ん張っているとのこと。
なぜならば、日本に日本の海運会社がないことは国益を損なうことだからだそうです。
たとえば今回の原発問題で、外国船が入港を拒み引き返した例があるそうですが、
日本が船を保有していないことで国の危機に際し世界から孤立する可能性も否めないのです。
そういう意味でも使命を感じて頑張っているとのこと。
様々な面において法改正等働きかけていくということですが、
まずは私たちが関心を持つことが大切だと思いました。