今回のゲストは、株式会社ヨロズ代表取締役会長の志藤昭彦さんでした。
事業内容は、自動車部品、農業機器部品、並びに生産設備の開発・設計・製造・販売です。
メイン事業は自動車のサスペンション。
乗り心地や走行性能を決める部品で、タイヤで走る限りは
電気自動車であろうとその重要性は変わりません。
ヨロズは高い技術力による高品質な部品を提供していて、
世界中のメーカーからベストサプライヤー賞等を受賞しています。
2000年には30%だった海外比率が、2011年には60%へ。いずれは80%になるだろうとのこと。
グローバル化で成功しているヨロズですが、実は元々、日産自動車系列の企業でした。
しかし「日産リバイバルプラン」による系列解体を機に「ヨロズサバイバルプラン」を掲げ、
企画・設計から製造・販売までをワンストップで行う独立企業に。
すでにルートが固まっている国内ではなく、
海外メーカーに売り込むことでいち早く世界シェアを伸ばして来ました。
自動車の差別化の要とも言えるサスペンションを扱うだけに、
情報管理の大変さは増したものの、世界のメーカーの部品を扱うことで
自社の企画設計力を伸ばすことに繋がったのだとか。
系列解体での危機を、60億近いコスト削減で乗り切り、さらに伸ばすことを可能とした志藤会長。
現場を強くするための生産革命にジャストインタイムを導入すると同時に
経営を強くするためのマネジメント革命を遂行。部分最適ではなく全体最適が大切なのだそう。
会長の実行力は、座右の銘という「為せば成る・・・」の通りです。
是非ラジオでお聴き下さいね★