今回のゲストは、株式会社虎屋 代表取締役社長の黒川 光博さんでした。
事業内容は、和菓子の製造・販売
・・・と、ひとことでのご紹介になってしまいますが、
創業は1520年代後半で室町時代、およそ480年の歴史があります。
古い文献には、和生菓子や饅頭のレシピが主に
残っているそうですが、現在は「とらや=ようかん」
というイメージもあるように、売上げの70%がようかんとなっています。
480年の歴史の秘密は、和菓子にこだわり多角化しなかったこと、
時代の変わり目に柔軟に革新を行ったことに加え、
1500年代に出来たと言われる従業員の「掟書」に示されるように、
人材教育にも重点を置いていたことも重要なポイントのひとつです。
現在も150人ほどの職人さん達が厳選した材料を元に菓子作りを極め、
3,000種類ある虎屋の味を伝えています。
素晴らしいと感じたのは、黒川社長が
現在、そして未来を強く見据えているということ。
伝統を重んじ味を守り続けることが大変なのでは?という問いに対して、
「味は変わって良いと思っている。今のお客様が美味しいと思って下さることが大切」
というお答えが返ってきたのが印象的でした。
過去は気にしないというお言葉からも、虎屋が何故ここまで継承できたのかを
垣間見た気がしました。
日本でも有数の歴史企業のお話はとっても勉強になります!
是非、ラジオでお聴き下さいね★
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余談ですが、収録後「虎屋菓寮」にお邪魔して葛切を頂いて参りました!!!!
上品な甘さの黒蜜と、葛切りの食感が最高でした!!!