今回のゲストは、
富士フイルムホールディングス株式会社代表取締役・CEOの古森 重隆さんでした。
事業内容は、写真フィルム・プリントサービス、
デジタルカメラ等のイメージング製品、
医療機器・化粧品・医薬品等のヘルスケア製品、
印刷機材・液晶ディスプレイ用光学フィルム等の産業用製品、
コピー機・プリンター・オフィスソリューションサービス等の
ドキュメント関連製品の開発・製造・販売などです。
社名でもある写真フィルムは、愛好家が多いものの
市場としては縮小。デジカメ等イメージング事業の
一環として続けていますが、全体の1%程度という割合です。
しかし、写真フィルムを極めた技術力は驚異的で、
あらゆる分野への応用を可能としています。
具体的には下記の6分野に絞り、展開を行っています。
1.高機能材料(液晶用光学フィルム等)
2.メディカル・ライフサイエンス(医療機器・化粧品・医薬品等)
3.光学デバイス(TVや携帯電話用レンズ等)
4.グラフィック(刷版材料等)
5.ドキュメント(コピー機・オフィスソリューション等)
6.デジタルイメージング(デジカメ・フォトブック等プリント)
デジタルイメージング事業では、X100や3Dデジカメ等ハイエンドモデルから
新興国で人気の98ドルデジカメ等ミドルエンドまで全方面を網羅し、
自社で製造可能であることがデジカメ競争に勝てる要因です。
また、メディカル・ライフサイエンス事業では
感染症治療薬やアルツハイマー治療薬が注目されているほか、
化粧品の「アスタリフト」は様々な美容雑誌で
ベストコスメに選ばれるなど、人気のブランドです。
2011年9月からは基礎化粧品に加えベースメイク市場への参入が始まるなど
ますます人気となりそうです。
1960年代から国際化を進めてきた富士フイルムですが、
今後はアジアを中心とした、より一層のグローバル化を促進。
現地ニーズを把握することと同時に、グローバル人材の育成にも力を入れていくとのこと。
古森社長のもと大胆な事業構造の転換を成功させた実績から、
今後もさらなる成長が期待できそうです。是非ラジオでお聴き下さいね★
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余談となりますが、期待のベースメイクのサンプルを頂きました。
写真を知り尽くした企業だけあり、全方向からの光を調整、あらゆる光の下でも
綺麗に見えるファンデーションというのがコンセプト。
よく伸びて使いやすく、カバー力はあるけれどナチュラルで崩れにくいです。
めちゃくちゃ優秀です!!!!発売が待ち遠し過ぎます♪