きょうのゲストは、
プライスウォーターハウスクーパーズ株式会社パートナーの本木 昌裕さんでした。
事業内容はディールアドバイザリー及びコンサルティングサービスです。
会計事務所が母体のコンサルファームで、
世界158各国にスタッフを擁するグローバルネットワークが強みです。
コンサル・アドバイザリー/監査/税務という専門家集団。
本木さんはそのうちのコンサル部門で、特に自動車関連事業が専門分野です。
2012年の1月にはダボス会議で日本の製造業についてプレゼンをされています。
東日本大震災で注目されたサプライチェーンに関しては
正常化したと言えるものの、リスク分散という根本的な解決はされていないとのこと。
また、ものづくりの空洞化に関しては、
日本の製造業自体は生き残れる可能性があるものの、工場組み立てに関しては難しそう。
そこで、高機能部材にフォーカスしていく必要があるだろうとのこと。
欧米製造業を見ても、化学・製薬・医療機器・重電などは
生き残っていることからも、日本のコアを見つける必要が。
これからの日本の製造業については、半導体・家電はやはり難しそうという見解。
自動車に関しては、現時点ではまだ基幹産業であるが、
20年30年という長い目で見てみると、大丈夫だとは言えないそう。
ブランド構築に関しては中途半端であること、マーケットの小ささが気になるところなので、
現地化・効率化・可視化を徹底することで現地のニーズとシェアを掴むことが鍵となるそうです。
是非、アーカイブでお聴き下さいね★