今回のゲストは、箱根ガラスの森美術館 館長の岩田正崔さんでした。
事業内容は、ヴェネチアン・グラス専門美術館で、神奈川県箱根町仙石原にあります。
都内を中心に料亭やレストランを展開する株式会社うかいが会館した美術館だけあって、
「食と文化」をコンセプトに、足を踏み入れた瞬間にヴェネチアに居る気分になれる
徹底した空間作りになっています。
パーティーのグラスを選んでいるかのように展示を見て、
ショッピングを楽しみ、最後にレストランで美味しい料理を堪能すれば
まるで自分がヴェネチアにある館の主人になったようであっという間に時間が過ぎていきます。
所蔵は800点。時期ごとにコンセプトを変え、
時にはヴェネチアから作品を借りた展示イベントも。
ガラスという繊細な作品を借りられるのも、
日本で唯一のヴェネチアン・グラス専門美術館であり、その評価も高いからこそなんだそうです。
日本には美術館が数多く存在しますが、初めの数年だけ人が押しかけ、
その後は閑古鳥・・・というところも少なくありません。
しかしこの箱根ガラスの森美術館は現在でも
常に年間60万人の方々で賑わい、リピーターも多いとか。
その立役者が岩田館長。元々は百貨店の美術部門で
数十億、またそれ以上の数々の企画を動かしていたところ
その手腕が評価されヘッドハンティング。
鵜飼社長の説得とその思想に惚れ込み館長になる決心をされました。
今でもリピーターを増やし続けている美術館のイベントは館長のアイデアによるものが多く、
質の高いスタッフ教育にも定評があります。
ひとつの世界観をどう作り上げていくか、
その芯を替えずに、常に進化し続けるにはどうすべきかなど
大変勉強になるお話が盛りだくさんです。是非ラジオでお聴き下さいね♪