今回のゲストは、
A.T.カーニー株式会社 パートナーの 川原英司さんでした。
事業内容は、経営コンサルティングです。
長く自動車業界に精通し鋭い分析をされてきた川原さんに
著書の『自動車産業次世代を勝ち抜く経営』を中心としたお話をして頂きました。
この本で伝えたかったことは「いかに集中と選択をしていくか」ということ。
グローバル化により取り組む課題があまりにも大きくなり、
また部品メーカーはカバーする領域が広すぎるので、
どこを続けてどこを辞めるのか、どこを変えるのかが重要になってきます。
例えばタイヤメーカーからブレーキメーカーへシフト後
最終的にはハイブリット技術でシェアを伸ばした企業など具体例をいくつかあげて頂きました。
自動車業界でのモジュール化の流れのなかでどのように優位性や独自性を出していくのか。
モジュールにある部品が採用されると、
その一社が大きなシェアを握ることになるので生き残り策はより大変になるのだそう。
世界で売れるものと、地域特化するものというカバレッジも求められるようになります。
つまり、
- モジュールアーキテクチャー
- アーキテクト構想力(デザイン、ブランド)
- 多様化への対応力(市場・パワートレイン)
といった要素を戦略的に構築できるかが生き残るポイントに。
日本は2番目のアーキテクト部分が弱いので
克服していかないとキツイのではないかということでした。
厳しい指摘ながらも克服すべき部分をあげてくださり、
日本のメーカーにもできることはあると希望的観測を頂きました。
ぜひオンデマンドでお聞き下さいね★