今回のゲストは
インフォメーションシステムズ株式会社 代表取締役の平井道夫さんでした。
事業内容は、産学連携による地震情報の提供です。
生活に影響を与えると言われているM6以上、深さ30Km未満の地震を、
いつ、どの辺りで、どのくらいの大きさで起こるかということを
およそ1週間前に発信するサービスを行っています。
3月の大震災でも賛否があった緊急地震速報。
かなり精度が上がってきているとは言え10数秒前。直下だとコンマ数秒での通知になります。
正直、それだと心構えしかできませんよね?
もう少し早ければ、避難路を確保したり荷物を片付けたり、
あるいは医療機関などでは医薬品を備蓄したりと物理的な準備も可能になります。
予測は主にVLF局から発信されている電波を測定する方法がとられています。
VLF局というのは、潜水艦などへの信号を送っている基地局で、
電波時計もこちらの電波を使っています。
日本には現在3カ所(福島の基地局は地震の影響で停止中)ありますが、
それに加えて海外からの電波も受信しつつ研究が進められています。
電波は電離層という部分を飛んでいて、上部に当たって
跳ね返り受信局でキャッチするという構造ですが、
巨大地震の前にその電離層の上部が降下することが分かっているのだそうです。
1980年代後半からデータを取り始め、現在に至るまでほぼ確実に降下が認められていることから
今回の地震予測通知サービスがスタートしました。
平井社長はこの研究の第一人者である早川教授に共感し、事業をスタート。
地震予知というとなにかセンセーショナルに取り上げられがちですが、
あくまでも学術的見地から真面目に取り上げてもらえるように尽力したいとのことでした。
今回の地震にはまだ実用化されていませんでしたが、今後の研究に期待したいですね!
詳細は是非ラジオでお聴き下さいね♪