今回のゲストは
株式会社住生活グループ 取締役代表執行役兼CEOの藤森 義明さんでした。
事業内容は、日本最大の住宅資材・住設機器メーカーです。
2011年4月に発足したLIXILの親会社。
なお、LIXILは下記の5社が統合した新会社です。
- 「トステム」アルミサッシ
- 「inax」住陶
- 「東洋エクステリア」エクステリア
- 「サンウェーブ」キッチン
- 「新日軽」カーテンウォール(ビル外壁)
藤森社長は新会社設立後数ヶ月で社長に就任し、
1兆円超の売上げを誇る大企業の責任者となりました。
真っ先に力を入れて取り組んできたのが、社員教育。
企業理念(core)、企業価値(value)を徹底すると共に、リーダー育成に力を注ぎます。
10名前後の選抜でMBAを取得してもらうほか、
GEのクロトンビルを目指す研修センターを持ち研修を行っています。
2015年には海外1兆、国内2兆で売上げ3兆を目標とし、
その足がかりとして2011年には世界カーテンウォールシェアNO.1の伊企業を買収。
今後もグローバル化を視野に入れたvalue作りを行っていくそうです。
サイズを活かした戦略と、経営の効率化が鍵を握るとのことで、
ハードとソフトのより一層の充実を狙います。
強みはLIXILがどのセグメントを取ってみてもシェアNO.1かNO.2であること。
スケールメリットを活かせる立場であることと、
優れた技術力があることはかなりの力となるそうです。
これだけの大企業をまとめる藤森社長。
とても存在感とパワーを感じる方なのですが、その基礎はGEウェルチ氏の元で学んだそうです。
ウェルチ氏は数々のビジネス哲学を語っていますが、
その中でも「100日で学び、半年で10年いるかのような経験を積み、
1年で変革を起こし、2年~3年で結果を出す」のが基本スタイル。
この3年を1タームとし、そこで結果が出せればさらに大きな仕事で1タームを、
失敗すればそこまで、という厳しい配置替えを行い、
どんどん新しいことに挑戦させる風土なので、スピード感が違うとのことでした。
まさにこの数タームを生き抜きアジアトップを任されていた藤森社長、
視野とスケール感が違います。
「自分の周りのものごとだけではなく、広い領域で世界を見ること。
どんどん出て行って凄い物に触れて刺激を受けて成長することが大事」
という熱いメッセージを頂きました。
是非アーカイブでお聴き下さいね★