演劇は好きですが、映画のように足繁く通う感じではないというのが
私の中の位置でした。たくさんあるからどれを観たらいいのかとか
どこのがイイとかも積極的に知ろうとしないとダメだし。
そんな中今回の舞台でお誘いを頂いたのはもうラッキーとしか。
鈴木聡さんが脚本・演出を手掛けるラッパ屋の舞台。
大人気なのでチケット取るのも大変な舞台だそうです。
この歳になるまで知らなかったことが勿体なかったなあ・・・。
基本はコメディで笑いどころ満載なのですが、
かと思うと泣けたり、真理をずばっとつかれたり、
極上のエンターテインメントという感じでした。
パンフレットには「おまぬけなコメディだがキュンとしてズンとくる」と
書いてありましたが、言い得て妙。まさにその通りです。
昨日の2時間ちょっとで、演劇に対する私の意識をがらっと変えてくれました。
映画>演劇、という認識だったのですが、もう全然別次元。
比べるものですらないです。演劇にしかない「力」を感じました。
たとえば舞台の台詞を映画で観たら、
「何をくっさいことを言ってるんだよ」ってなるかもしれない。
でもそれをごく自然に言えちゃうことが舞台かなと。
しかも決して押しつけがましくもわざとらしくもない。
それはたぶん演劇自体の力もあるけれど、脚本・演出の素晴らしさ、
俳優の素晴らしさがあってこそ。全てが上質で大人の世界でした。
まだまだ知らないことばかり。
人生は短い。もっともっといろんな場所に行っていろんなものを観なくちゃですね。
出会いに感謝です。機会を下さった長Dさんにも大感謝。
是非次回も観に行きたいと思います♪