今回のゲストは、コーンズ・バイオガスCEOの 金子孝文さんでした。
事業内容は、バイオガスプラントの企画・設計・施工・販売です。
コーンズは、フェラーリなどの代理店で有名な商社ですが、
コーンズ・バイオガスは、その社内ベンチャーです。
もともとは、グループ会社で酪農や農業危機の輸入をしている部分で
バイオガスの存在を知り、プラント作成後の2008年に
より効率の良いプラント運営を目指して社内起業を果たしました。
バイオプラントとは、家畜の排泄物を処理する課程で出るガスを電力として供給する施設のこと。
ここで出る消化液が、有機肥料になるため、一石二鳥です。
CO2の関係において環境に良いだけでなく、
これまで排泄物をそのまま肥料として畑にまいていた地域は臭いが問題となっていましたが、
バイオプラントで生成される有機肥料はほぼ無臭。
こういった意味でも環境改善に役立つのだそうです。
また、太陽光や風力は不安定であることがメインエネルギーになり得ないという
理由のひとつですが、家畜の排泄物は一定量出るもので、安定供給が可能。
かなり期待の新エネルギーと言えるのです。
現在は北海道をメインに設置。効率化のためには或体土の規模が好ましいため、
自治体で連携して環境保全センターとして運営されているところもあります。
今後は日本全国に広めていくため、さらなる効率化を目指すとのこと。
金子社長は長年経済企画庁に勤務、日本政策投資銀行理事時代に
環境系融資を専門とされていたことから、環境への強い関心が生まれたそうです。
エネルギーへの様々な問題が露呈している今、
地域で安全なエネルギーを生み出す仕組みを作りたいとの強い思いをお持ちです。
フェラーリという夢を売る商社が、環境エネルギーで夢を売ることが面白くもあり、
興味を持ってもらえればと語って下さいました。
是非オンデマンドでお聴き下さいね★